ビジネススクールの構造的問題にBBT大学は挑戦したからすごい

こんにちは。入間です。

10月に入りBBT大学では後期の授業が開講されました。
2014年の後期では新設科目が追加されました。3科目ぐらい追加されたのですが、僕が1番興味を持っているのは、「プロフェッショナル・ミッション」という科目です。

どんな科目かざっくり説明すると、クライアント企業のプロジェクトのお手伝いをする感じです。今回は某企業のウェブサイトのコンテンツ作成ですね。
履修する条件として、週に15時間の作業を3ヶ月間確保する必要があります。というわけで結構大変な科目だと感じました。

この科目の何が凄いって、実際の企業の業務の一端を担うことができるところですよ。正に「実践的」な科目ですよね。大学の授業として実際の企業の実務に関われるなんて、超上から目線ですけど、「BBT大学やるな!」と思ってしまいました(笑)

それと同時にこの辺りの取り組みがBBT大学の限界なんじゃないのかな?という気がしてきました。どうしてかというと、授業の内容が実践的になればなるほど、実際に起業した方がいいからです。

これはBBT大学に限らず、ビジネススクールの構造的な問題です。ビジネスを学ぶのなら実際にビジネスした方が習得が早いです。経営の本を片手に自分の金を使って小さくビジネスしてみるのが1番いいですよ。実践「的」なことを学ぶよりも実践した方がいいには決まっていますよね。
けれども、それができないからビジネススクールに入っているわけです。入学している人はこの事実に気付いているのか、気付かないふりをしているのかは分からないですが、これは厳然たる事実です。

この事実、いやジレンマにどう向き合うかという点で、BBT大学は企業の実務に関わる授業をする選択を取りました。実際の企業のプロジェクトに参加することで、ビジネスの練習を積ませるというわけです。

このビジネススクールの問題点に果敢に挑戦したBBT大学は素晴らしいと思います。在学生の方達はこの凄さに気付いてもらいたいですね。

というわけで一応今回は終わりです。
ありがとうございました。


以下はスモールビジネスを営む立場からの意見です。
それを言ったらおしまいだろ的な話ですので、好きじゃない方は読まないでくださいね。

まず今回の科目ですけど、時間的にも労力的にもかなりコストがかかります。他の科目と比べてかなり「重い」科目とされるでしょう。条件として提示されている週15時間の作業を3ヶ月間という時点で、出来る人はかなり限られてきます。おそらく専業学生が履修するのではないでしょうか。

まあそんなことはどうでも良くて、何が1番キツいってその作業の成果物が自分のものではなくて、相手のものになることです。もちろん当たり前な話なんですけど、スモールビジネス的に考えるとこれが「うわっ」ってなる原因です。

確かに「経験」を手に入れることはできたかもしれない。でも自分のコンテンツを手に入れることが出来ない。週15時間と3ヶ月、合計180時間の取り組みが自分の物にならないわけです。
180時間あったらコンテンツの充実したウェブサイトの1つくらい作れてますよね。ちょっとした収入得られてますよね。

この事実に気付いた方がいいと思いますよ。

これはBBT大学に限らず、ビジネススクールに入ろうと思っている人は、考えた方がいいことです。自分が投下しようしている時間、労力、お金がこれからの自分にどう影響するのか?どのような利益をもたらすのか?
一旦立ち止まって考えてみましょう。

今回はこれで本当の終わりです。
ありがとうございました。




0 件のコメント:

コメントを投稿