ビジネス・ブレークスルー大学は講義の質自体は高いと思う

こんにちは。入間です。
今日は結局BBT大学は役に立つの?というお話をしたいと思います。

先に結論だけ言いますと、役に立ちます。
この立場だけは明確にしておこうと思います。

ピュアな気持ちで評価すると、教えている内容が悪いとは思いません。
講師の教え方も上手だと思います。
ビジネスマンなだけあって、プレゼンが上手いのかもしれません。

ただ学生の目的から考えると、学んでいることが遠回りに感じてしまうんですよね。

僕はこのブログで何個も何個もBBTに関することを書いているわけですが、結局のところこれが言いたいだけです。
この僕の立場が理解できるのでしたら僕のブログの8割は読まなくて大丈夫です(笑)

じゃあ具体的に遠回りって何なの?という話をしていきますね。
例として簿記の授業を挙げてみましょうか。
BBTで教わる簿記はとても実践的だと思います。

「簿記」という面で評価するならとても良質な授業だと思います。

僕が遠回りだと感じてしまうのは、「その簿記は今学ぶべきなの?」と思ってしまうからです。

「それを言っちゃあおしまいだよ」的な話なのかもしれません。
建設的でないかもしれません。
でもこの部分が分かっていないとBBTを活用できないと思ってしまうんです。

なんていうか、BBTで学んでいることって英語を学びたい人にドイツ語の授業をしている感じなんですよ。
そしてそのドイツ語を教えてくれる先生はドイツ語の権威です!みたいな。
その道のプロが教えてくれるわけですから、これは「ドイツ語を学ぶ」という点で考えると質が高いですよね。

でも英語を学びたい人には英語を教えてあげるべきじゃないですか?
その方が英語を学びたい人は短期間で目標を達成できますよね。

さらにキツいのが、全くお門違いの内容を教えているわけじゃないってことです。
さっきの例えで言うなら英語もドイツ語も同じ語学という分野です。
外国語を学ぶというプロセスそのものにあまり差はないんですから、英語を習得するときに全く役に立たないわけではないですよね。
つまりある程度親和性はあるんです。

もしこれがね、英語学びたい人に野球教えているとかだったら僕も声を荒げますよ。
「詐欺じゃないか!」みたいな感じで。
でも一応はちゃんとしている。
役に立たないわけではない。
だから批判できないんですよ。

いやー別にね、本人達が満足しているならいいんですよ。
外野(学生だから内野?)が言うことではないかもしれません。
それにBBT大学はあくまでも「大学」ですしね。
大きなお世話なんですよ。

でもBBTでの学習の為に沢山のものを捧げている社会人学生を見ていると、何かモヤモヤするんですよね。
「そんなに犠牲にしなくても貴方の目標は達成できるのに」という思いが去来します。
そして「このままでいいのかな?」と考えてしまいます。
そんなジレンマがあるので、僕は日々ブログを書いているわけです。

まとめるとBBT大学で学べることは役に立つ。
しかしBBTで達成したい目標は、短期間で達成できる方法が別にある。
そして入間はその別の方法を知っているので、ジレンマを感じている(笑)

こんな感じですかね。





シリーズBBT大学はお勧めできるのか?2014年12月版

こんにちは。入間です。

数少ない僕のブログファンの皆様お久しぶりです。
最近更新をしなかった理由は、ブログを開設した当初の目的を達成したからです。
というわけで別に消してもいいんですけど、
まあせっかく作ったので、更新頻度は少ないですが、ぼちぼち書いていきます。
もうすぐラストオーダーのお店に入るノリで訪れてください。
「まだ入れますか?」みたいな。

久しぶりに書くので、現時点でのBBT大学に対する僕のスタンスについて書いてみようかと思います。
タイトル通りシリーズ化するかどうかは分からないですけど(笑)

高校生と社会人に分けて書いてみます。

まずは高校生ですね。
高校生のBBT大学入学は、かなりの目的意識がないと厳しいんじゃね?
というのが現時点での感覚です。

なんとなく、将来に役に立ち「そう」っていう感じなら、挫折する気がします。
挫折する理由は、自由過ぎるからです。

もう一度言います。
挫折する理由は、自由過ぎるからです。

「いやいや、それが1番の特長じゃん。」
はい、仰るとおりです。
でもその強みが弱みになるんですよね。

どうしてかというと、1年間ずっと夏休みを過ごしているような感じだからです。

今まで計画的に夏休みの宿題をやることができましたか?

ここでゴッソリ削られますよね(笑)
今まで宿題が計画的にできなくても大丈夫だったのは、9月になったら学校行くからですよ。
いやマジな話。
学校行くから8月31日になっても宿題やらなきゃってなるわけです。
でも通わなくて済むと、日常にメリハリが無いからオン・オフの調整がし辛くて、駄目な状態ならずっと駄目な状態が続きます。
これで単位落としている学生何人も見てきましたよ。

早い話BBTの学習に向いている人が少ないんですよね。
向いている人はコツコツ勉強できる人ですね。
だけど広告とかを見てると、偏差値教育に囚われない!みたいな感じで、門戸を広くしているじゃないですか。
それはビジネス的には間違っていないですけど、教育的にどうなんでしょうね。
まあBBTの広告手法に話を掘り下げると別の話題になるので、この辺で辞めておきます。

ではどんな人がBBTに向いているのか?

個人的には、大学で勉強する以外でやりたいことがある人じゃないかなと思います。
単純に時間に融通が利くので。
週5で8時間バイトしながら勉強している人もいますし。
学生団体やりたいとかバンドの練習したいとか、そういうのがあるのならいいんじゃないでしょうか。
BBTで学べる内容に惹かれて入学したいのであれば、BBTで学びたい分野の本を読み漁った方がいいと思います。
問題解決学びたいなら、問題解決の本読む等。

次は社会人ですね。
社会人のBBT大学入学は、お金に余裕があるなら行けば?
というのが現時点での感覚です。

正直、社会人で入学する人って入学以前の問題なんですよね。

勉強する時間を作れない、作る方法を知らない。
普段から勉強の習慣が無い、習慣を作る方法を知らない。
自分の意見が否定されるのが怖い、克服する方法を知らない。

まあ100歩譲って方法は知らなくても良いですよ。
でも前半の部分は入学前に分かってたことじゃないですか。
その状態のまま単位落としまくって、休学しようかどうしようみたいな。
これは勿体無いなーって思いますね。

まとめると、高校生も社会人も人を選ぶ。
以上です!



「もっと早く知りたかった」という言葉を冷静に考えてみた

こんにちは。入間です。

良い情報に触れたときに、多くの人が言う言葉ってありますよね。
「もっと早く知りたかった」

僕の経験だと、良書とされている本のレビューだったり、
良い情報を発信しているブログのコメントに書いてあるの見かけますね。

「10年前に知ることができたら」
「学生時代に知っていれば」

この言葉が意味するのは、
「もっと早くその情報を知っていたら、◯◯じゃなかったのに」ということですよね。
それが昔なのか現在進行形なのかは人それぞれですけど、大抵の場合は「後悔」の意味に使われますよね。

でもこれおかしくないですか?

だって今までに無駄な時間を過ごしたから、
その情報の価値に気付くことができているんですよ。

おそらく過去の自分がその情報に触れていてもスルーしていたと思います。

例えばある人が30代のときに何か良い情報を知ることが出来たとします。
「20代の頃に知っていれば」と思いますよね?

でもその人が40代でその情報を知った場合は、
「30代のときに知りたかった」って言ってるはずです。

この違和感分かりますか?
30代のときは20代で知りたかった。
40代のときは30代で知りたかった。

全く同じ情報なのに、知ったときの年齢で言うことが変わるわけです。

しつこいですけど、50代のときに知ったら、40代で知りたかったと言ってるはずです。
だから手遅れみたいに考えちゃ駄目なんですよ。
忘れががちだけど、1番若いのって「今」なんですよ。
だから今知ることができて良かったと思うべきです。




やりたいことがあるのに、「勉強してます」みたいな人多くね?


こんにちは。入間です。
今回はインプットの期間とアウトプットの期間を分けて考えている人に向けて書きます。

最近、やりたいことが決まっているのに、「勉強中です。準備中です。」みたいな感じの人が多い印象を受けます。

僕はこういう人達の話を聞くと凄く思うんです。
「どうして行動しないんだろう?」と。

なぜそう思うかというと、単純に効率が悪いからです。

例えば将来的に起業したいという人がいます。
大学生にしましょう。

一般的な起業したい大学生の考え方は、就職して経験を積んでから起業みたいなイメージですよね?
だから現在は、「本読んでます。」「インターン参加してます。」という感じだと思います。

要するに、大学生の今は起業の為の勉強の期間、社会に出たら行動の期間という風に分けて考えていますよね。

そういう人達って、社会に出たら勉強しないんですか?
違いますよね。
社会に出てからも勉強しますよね。

じゃあ社会に出てからも勉強(準備)するのであれば、学生のときに行動(起業)してもいいんじゃないですか?

「そんなの起業に関してだけだろ」
と思った方もいるかもしれませんので、英語で例えてみましょうか。

将来英語が話せる様になりたいという目標の人がいます。
だから今は語彙を増やすために単語帳使ってます!英語多読してます!

どうですか?

英語話せる様になりたいなら、実際に外国人相手に英語で話す練習しろよと思いませんか?
語彙力なんて外国人と話せるようになっても、学ぶ必要ありますよね。日本語でさえ知らない単語に遭遇する機会が多いんですから。

だから僕が言いたいのは、明確にインプットとアウトプットを分けるのを辞めろということなんですよ。
この時期はインプット100%、この時期はアウトプット100%みたいにするなってことです。

じゃあどうすればいいか?というと、割合で考えるべきなんです。

準備期間なのであれば、インプット80%、アウトプット20%みたいな感じにするんです。そして実際に行動する期間になったら、インプット10%、アウトプット90%という感じにした方がいいですよ。
割合は適当ですけど、ここで言いたいのは、どの段階でもインプットとアウトプットは両方するべきってことです。

起業したい大学生であれば、実際に雇われ以外にお金を稼いでみるんですよ。
稼げる額なんて、どうでも良くて、「自分でお金を稼ぐ」という体験に少しでいいので時間を割くべきなんです。

英語が話せる様になりたいなら、英語の語彙を増やしながら、実際に外国人相手に話してみるんです。Skype使って格安でフィリピン人と英会話ができるサービスとかあるじゃないですか。

まとめると、インプットとアウトプットの期間は分けない。
分けるべきなのは、インプットとアウトプットをする時間である。
という感じですね。

それでは今日はこれでおしまいです。

ありがとうございました。

ビジネススクールの構造的問題にBBT大学は挑戦したからすごい

こんにちは。入間です。

10月に入りBBT大学では後期の授業が開講されました。
2014年の後期では新設科目が追加されました。3科目ぐらい追加されたのですが、僕が1番興味を持っているのは、「プロフェッショナル・ミッション」という科目です。

どんな科目かざっくり説明すると、クライアント企業のプロジェクトのお手伝いをする感じです。今回は某企業のウェブサイトのコンテンツ作成ですね。
履修する条件として、週に15時間の作業を3ヶ月間確保する必要があります。というわけで結構大変な科目だと感じました。

この科目の何が凄いって、実際の企業の業務の一端を担うことができるところですよ。正に「実践的」な科目ですよね。大学の授業として実際の企業の実務に関われるなんて、超上から目線ですけど、「BBT大学やるな!」と思ってしまいました(笑)

それと同時にこの辺りの取り組みがBBT大学の限界なんじゃないのかな?という気がしてきました。どうしてかというと、授業の内容が実践的になればなるほど、実際に起業した方がいいからです。

これはBBT大学に限らず、ビジネススクールの構造的な問題です。ビジネスを学ぶのなら実際にビジネスした方が習得が早いです。経営の本を片手に自分の金を使って小さくビジネスしてみるのが1番いいですよ。実践「的」なことを学ぶよりも実践した方がいいには決まっていますよね。
けれども、それができないからビジネススクールに入っているわけです。入学している人はこの事実に気付いているのか、気付かないふりをしているのかは分からないですが、これは厳然たる事実です。

この事実、いやジレンマにどう向き合うかという点で、BBT大学は企業の実務に関わる授業をする選択を取りました。実際の企業のプロジェクトに参加することで、ビジネスの練習を積ませるというわけです。

このビジネススクールの問題点に果敢に挑戦したBBT大学は素晴らしいと思います。在学生の方達はこの凄さに気付いてもらいたいですね。

というわけで一応今回は終わりです。
ありがとうございました。


以下はスモールビジネスを営む立場からの意見です。
それを言ったらおしまいだろ的な話ですので、好きじゃない方は読まないでくださいね。

まず今回の科目ですけど、時間的にも労力的にもかなりコストがかかります。他の科目と比べてかなり「重い」科目とされるでしょう。条件として提示されている週15時間の作業を3ヶ月間という時点で、出来る人はかなり限られてきます。おそらく専業学生が履修するのではないでしょうか。

まあそんなことはどうでも良くて、何が1番キツいってその作業の成果物が自分のものではなくて、相手のものになることです。もちろん当たり前な話なんですけど、スモールビジネス的に考えるとこれが「うわっ」ってなる原因です。

確かに「経験」を手に入れることはできたかもしれない。でも自分のコンテンツを手に入れることが出来ない。週15時間と3ヶ月、合計180時間の取り組みが自分の物にならないわけです。
180時間あったらコンテンツの充実したウェブサイトの1つくらい作れてますよね。ちょっとした収入得られてますよね。

この事実に気付いた方がいいと思いますよ。

これはBBT大学に限らず、ビジネススクールに入ろうと思っている人は、考えた方がいいことです。自分が投下しようしている時間、労力、お金がこれからの自分にどう影響するのか?どのような利益をもたらすのか?
一旦立ち止まって考えてみましょう。

今回はこれで本当の終わりです。
ありがとうございました。